パキスタンでテロ   2013/09/25



パキスタン北西部ペシャワルの「全聖人教会」で9月22日、自爆テロがあった。教会にはミサのため信者約350人が集まっていた。

 イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」(TTP)の一派が、米軍による無人機攻撃への報復だと犯行を認めた。女性や子どもを含む78人が死亡、AP通信によると100人以上が負傷した。

 パキスタンでは少数派キリスト者への抑圧が厳しく、2009年にイスラム教徒の暴徒が住居40戸と教会1カ所を焼き討ち、11年にはキリスト者の閣僚シャバズ・バッティ氏が、差別的な冒とく法に反対して暗殺された。爆薬やマシンガンによる攻撃もしばしば発生している。